訪問看護は、病気や障がいを抱えながらも、住み慣れたご自宅で安心してその人らしい生活を続けていただくための、専門職による在宅支援サービスです。 主治医の指示とケアマネジャーのケアプランに基づき、看護師などがご自宅を訪問し、医療的なケアや日常生活の支援を行います。 ご本人の体調や心の状態に合わせて、健康管理、リハビリテーション、清潔のケア、服薬のサポート、排泄や食事の援助など、幅広いサービスを提供し、ご家族とともに安心・安全な在宅療養生活を支えます。 また必要に応じて医師や他職種と連携を取りながら、生活全般を包括的にサポートすることで心身の状態の応じた継続的な支援を行うことができます。
病院やクリニックへの通院が難しくなった場合、訪問看護を利用することで、主治医と連携を取りながら自宅で医療的なケアを受けることができます。 訪問看護師が定期的に訪問し、健康状態のチェックや必要な治療を行い定期的に主治医への報告や相談も訪問看護が行います。
退院時は、病院での治療が終わっても、体調が不安定なことが多く、医療的なケアが必要な場合があります。 また心身の状態が入院前と変化していることがあり、自宅の療養環境を調整する必要もあります。 再入院を予防するケアや助言を行いながら自宅での療養生活を支援します。
糖尿病や高血圧、心不全などの慢性疾患がある方は、定期的な健康管理が必要です。 訪問看護を利用することで、日々の体調チェックや治療のサポートを受けることができます。 些細な心身の変化にも気づきやすく、早期の対応が可能な場合もあります。
がん末期の方が、自宅で穏やかに最期を迎えたいと希望される場合、訪問看護がその支えとなります。 痛みの緩和や心のケアを通じて、ご本人とご家族が安心して過ごせるようサポートします。
高齢や病気によって、入浴・排泄・食事などの日常生活が難しくなったときも訪問看護が役立ちます。 ご本人の状態に応じた支援を提供し、自立した生活を支えます。
認知症の方には、見守りや不安の軽減、日常生活の支援が必要です。 訪問看護では、専門的な関わりを通じて、ご本人とご家族双方の安心をサポートします。
上記以外にも、訪問看護のご利用は利用者さまの状況によってさまざまです。 「こんなときに訪問看護は利用するべき?」という場合も、まずはお気軽にご相談ください。
訪問看護では、病院ではなくご自宅で医療的なケアを受けられるため、精神的にも身体的にもリラックスした環境で療養を続けることができます。 ご家族との大切な時間やご自身が大切にされている習慣などが尊重されるので、より充実した生活を送ることができます。 療養中心の生活によって諦めていたことが、訪問看護やその他の社会資源の活用で自分らしい暮らしを実現するお手伝いができます。
主治医の指示のもと、看護師がバイタルチェック、服薬管理、点滴、傷の処置などの医療行為を行うため、 通院が難しい方でも自宅で安心して医療的な支援を受けることができます。
定期的な訪問により、日々の健康状態を把握し、早期に異常を発見することができます。 些細な変化にも気づきやすく、必要に応じて医師や他職種と連携し、迅速な対応が可能です。 これにより、再入院のリスクを軽減し、安心して在宅療養を続けることができます。
訪問看護では、ご本人だけでなく介護をご家族様に対しても介護の支援をさせて頂きます。 ケア方法のアドバイスや精神的なサポートを通じて、介護する側の負担や不安を和らげるよう努めます。
急な体調の変化や不安な時に夜間の対応が可能なため、24時間365日安心してご自宅での療養生活を続けることが出来ます。
医師・ケアマネジャー・リハビリ職・訪問介護などと密に適宜連絡や相談を行い利用者さま一人ひとりに合った在宅生活をチームで支える体制が整っています。 他職種との連携により、医療的なケアだけでなく、生活全般にわたる包括的な支援が可能です。 また、心身の状態の変化があった際にも必要な社会資源やサービスに繋げることができるため、安心して在宅療養を継続することが出来ます。